駅や、ホームや、鉄道橋に、
あらたな命を吹き込む仕事。
2016年中途入社
西東京支店 施設課 主任 施工管理
田中 貴博
Takahiro Tanaka
Interview
Chapter 01
担当しているのは西武鉄道から依頼された駅やホーム、および西武線沿線に付随する構造物の補修工事。現場監督として5~8人のチームをまとめ、安全や品質を守りながら納期に間に合うよう指示を出すのがわたしの役目です。ホームに敷かれているタイルの補修工事から大規模なものだとホームの延伸工事など内容もさまざま。なかでも多いのは橋梁の補修工事。橋梁は30~40年経つと、経年劣化によりコンクリートの剥離やひび割れなどが起こります。それらを未然に防ぎ、長寿命化させるには定期的な補修が欠かせないのです。
橋梁の工事ともなると規模もそれなりの大きさになります。10m以上の足場を組んだり、高所作業車を使ったり。作業には当然危険も伴います。少しのミスが作業員の命に関わる重大な事故につながる恐れもある。だからこそ現場監督は常に緊張感を持って対応しなければいけません。やりがいを感じるのは、そのずっとあと。すべての作業が無事に終わって、緊張から解き放たれたとき。ただ、嬉しいというよりは、ホッとするって感じですけどね。キレイになった橋を見て「よしよし、いい感じ」と、ひとり満足感にひたることはあるけれど(笑)。
Chapter 02
ここに来る前は鉄道関係の現場作業員として10年近く働いていました。ところがその会社が倒産してしまって。経験を活かせるところはないかと求人サイトで探すなか、出会ったのが武蔵野工業です。それなりに経験もありましたし、すぐに活躍できる自信もありました。けど甘かった。鉄道工事の奥深さを痛感しました。前の会社でやっていたのは線路の改修。で、今は構造物の補修工事。分野が違えば、扱う道具や機器なども異なります。まずはそれらを覚えることからスタート。最初のうちは先輩からアドバイスをもらいながら、すこしずつ成長していったかんじです。
いや大変でしたよ(笑)。ただそれもいま思えば、自分の可能性を広げるいい機会だったのかなと。今ではひとりで任される部分も増えてきたので、着実に成長できている実感はあります。とはいえ工事の工法などは常に進化しているので、覚えることは山ほどあります。日頃の努力は欠かせません。そんなわたしも入社5年目。いま目指しているのは工事管理者の資格。これは西武鉄道の仕事を管理するために必ず必要となる資格です。これを取得してからが本当のスタートなのかもしれません。今はただひたすら頑張るのみです。
Chapter 03
福利厚生がとてもしっかりしていると思います。これは、わたしが中途入社だから余計にそう感じるのかもしれませんね。休みもしっかり取れますし、ボーナスも支給されますし。あと個人的にいいなと思うのは、男性でも育児休暇がとれること。業界でも珍しいと思いますよ。わたしには2人の子供がいるのですが、実際に生まれたときに使わせてもらいました。社員のライフイベントまで気をつかってくれるのは、とてもありがたいですよね。家族と過ごす時間も大事にできるので、妻や子供たちも喜んでくれています(…たぶん)。
よくこういった業界はとにかくガツガツ働くというイメージを持たれがちですが、うちに限ってはまったくそんなことはありません。むしろかなり健全。休みなく働こうものなら「ちゃんと休まないとだめだぞ」と注意されることもあるくらいです。「休みたい」と言って怒られることはあっても、「休まない」といって怒られる会社ってなかなかない。いい会社ですよね。安定した事業、安心できる職場環境、そしてやりがいある仕事。腰を据えて働きたくなる会社って、きっとこういう会社のことをいうんだと思います。どうやらわたしの転職は、ここがゴールのようです。
Schedule
西東京支店に出社
事務所に出社したら、支店全体での体操から朝礼が始まります。朝礼終了後、各課での1日の流れ、連絡、報告の確認を行います。
現場到着・作業開始(昼間作業)
現場に到着後、現場での点呼をして作業員に指示を行い、作業を開始します。
途中経過を確認&他作業員への指示出し
休憩を挟みながら作業の進捗を確認して、他の作業員へ指示を出します。コミュニケーションを取りながら作業を進めていきます。
昼休憩
先輩・後輩・他の業者の方も交えながら、会話を楽しみながら食事をします。
午後の作業開始
午前中に行っていた作業の続きからスタート。写真を撮ったり、施工数量の確認なども行います。
翌日の作業に向けた打合せ
作業がひと段落したら、各担当者が集まり打ち合わせ。翌日の動きを確認します。作業員の体調管理も行います。
作業終了後、事務所に戻ってから帰宅。
作業を追えたら事務所に戻り、事務処理や翌週の計画を立てること等を行い、この日の仕事は終了です。
Others
線路はつづく。いつまでも。